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然菜(ぜんさい)無肥料・無農薬の低硝酸態栽培

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日本の真砂土が有機栽培になぜ適しているのか

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日本列島の土の多くは火山灰を含んでいます。
地表に露出した岩石とそれを作っている鉱物が風化、水化により細かく破砕され、また化学的に変質したものが多く、植物の栽培に必要な17の元素が含まれています。
花こう岩はマグマが地下深くの高温・高圧の条件下でゆっくりと冷却して固まったために雲母、石英、正長石の結晶が大きく発達しています。
このようにして出来て花こう岩は温度や圧力が低い地表では鉱物の結晶のでき方に違いがあるため、物理的な風化を受けやすく真砂土状になります。花こう岩は元々マグマであり、微量ではあってもあらゆる元素や養分が含まれています。
花こう岩が風化して出来た砂質の真砂土は、他の砂質の砂岩風化物のような微量元素の欠乏などもありません。この他の窒素やリン酸の補給は有機物より行います。

土耕による植物工場

持続可能な農業を考えると、エネルギーの収支が合わなければ持続的な農業を行う事は出来ません。人間の主食である米やトウモロコシ等の穀類を大きなエネルギー消費が出来ない水耕栽培による植物工場によって生産する事は、現時点では不可能であるだけでなく将来も不可能です。

バイオテクノロジーによって1株の収量が2~3倍になる品種が作り出されたとしても水耕栽培の植物工場よりも、土の上で太陽エネルギーを利用しての土耕栽培なのです。
また、収量を規定するのは品種ではなく、土壌や栽培技術によるところが大きいです。多くの食用作物の生産にはバイオテクノロジーは限界を押し上げてくれますが、その可能性を実現するためには良い土壌、土壌の改良や栽培技術の改善など、昔から続けている農家の努力の積み重ねです。

水耕栽培での利点としては、

  • 「病原菌等の消毒が簡単に出来る」
  • 「連作障害の恐れがない」
  • 「温度や湿度がコントロールされるので葉菜・果菜類では生育速度が速くなる」

ということが挙げられます。ただ、水耕栽培では水が過剰に必要です。世界的に水不足が問題になっている今、温度や養液管理のために高い機械設備の投資と燃料代、電気代などのエネルギーと高い維持費が掛かります。そのような高いコストでは付加価値の高いメロンのような高価な果物か、端境期の高値で出荷できる果菜類になります。
有機培養の土耕栽培では、土壌微生物の働きにより土壌の活性化を図ります。微生物の餌になる有機物を土壌を投入する事により、土壌微生物の種類や数も増やし、それらの微生物の活動によって安定した団粒構造を作り出して、植物の根の発達を促進して、分解した有機物から放出される養分に循環が図れます。

自然の生態系の中では、生物の多様性を確保する事が生態系の安定性の確保につながります。たくさんの種を維持している生態系では、特定の生物だけがはびこる事は少なく、生物種間のバランスによって保たれるのです。
有機農業での連作障害の回避は可能です。
「生態系の多様性=安定性の原理」に基づいて、土壌微生物の活性化が大きいと思われます。
有機培養土は連作障害を抑止していると思います。経済的効率性を重視してきた農業の視点を変えて、土壌の健康を図る持続的な農業を行うことで、安心で安全な食を確保出来ます。

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