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然菜(ぜんさい)無肥料・無農薬の低硝酸態栽培

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土壌の構成

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土は個体の無機物ではない。

植物が発芽し生長するには、土壌の必須要素として有機物か微生物、水、空気が必要です。
理想的な三相組成(固相・気相・液相)は、土壌の種類により大きく変わります。
日本中に分布している土は、火山灰由来のものが多いです。
容積重や孔隙率が土壌によって大きく違うのは、土壌粒子の比重の違い、有機物含有量の違いが容積重の違いを生じます。
「個々の土壌粒子の大きさが異なる事」や「微生物的な作用」などが、団粒構造を作り上げています。
団粒構造の発達には土壌の孔隙率が大きく影響します。

なぜ、団粒構造の土が必要なのか?

植物は根により呼吸をしてエネルギーを得る。
それによって水分や養分を吸い上げて生長します。
呼吸のためには土壌中の孔隙は大気と通じていなくては酸素の供給が出来ません。通気のための孔隙は土中の余分な水を排水する機能と同じです。

気相孔隙が少ない(排気・通気の働きが十分でない)土壌では、呼吸困難な症状になり根が湿害をおこします。

土壌としては排水・通気がよいだけでは、まだ十分ではありません。
矛盾しますが、もう一方では保水力のある土壌が求められます。
「排水・通気」と「保水」という両方の機能を果たさなければ良い土壌とは言えないのです。

排水と保水という矛盾した働きをするための条件は、団粒の内部にある小さな孔隙と団粒間にある大きい孔隙とを持っていることです。

水と排水、保水する作用は毛細管現象によるところが大きいです。
土壌に中で団粒構造の中の小さな孔隙の中に入った水が大きな孔隙の水が抜けた後に入ってくる空気との界面に凹凸が出来て、水の中の圧力が外気圧より低くなり、孔隙の中に閉じ込められた状態になり土壌に保水されます。土づくりは1日にしてならずですが、有機物や微生物が働いてよい土壌が育まれています。

土は生命、物質循環の要である

土なくしては生命、物質の循環はありえないのです。
現在では土を使わない植物の栽培も行われていますが、その植物も最後には土にかえります。
植物や動物の死体や排泄物等は、土の中や地表にいる微生物によって分解され、土に育つ植物によって吸収される。生命の大きな循環が土によって成り立つのです。

また、そうした循環が地上の生命をささえられるのです。そして、それをささえているのが太陽光(エネルギー)なのです。
地上の全ての生物は太陽エネルギーを直接あるいは間接的に頂いて生きているのです。
太陽エネルギーを直接利用しているのは、葉緑素を持った植物だけです。

この植物が作った産物がイモ等のデンプンや大豆等のタンパク質、菜種油等の油脂です。
人間が直接食べるか、あるいは草食動物に食べさせてから肉として食べます。

上記のような循環が進むためには地中での微生物の働きがなければならないのです。

植物や動物の死骸、排泄物が土の中で分解され、土壌の無機成分となって植物に吸収される事によって、物質の循環が成り立つが、この地中の物質変化に要するのも太陽エネルギーである。

農産物の主要成分はデンプンや繊維、脂肪です。
そのほとんどが炭素から出来ています。

炭素は地上で、あるいは土の中でどのように循環しているのか?それは土壌微生物の働きによって植物に吸収される形態に変化しながら、絶え間ない循環を行っています。色々な物質はその多くが土を通過する事によって循環が成り立っています。

文明の進歩、経済成長の急激な発展は土への化学肥料や農薬の過剰投入などで物質循環の要である大切な土の健康を害してきたのです。
土は生きています!

土壌は風化、水化によって岩石が小さくなった物ではなくて、土壌有機物を含んでいます。

有機物は植物、動物の死骸や排泄物やその分解の中間生成物、微生物から成り立っています。
土の中にいる微生物は土壌有機物中の1%にも満たない少量ですが、その数は多く、1gの土の中には数百万匹もが生息しています。
その中で圧倒的に数が多いのは、細菌類でバクテリアです。その他は藻類、原虫、放線菌、下等菌です。

土の中の小動物にはミミズ、センチュウ、ダニ、ムカデ等からモグラ、ネズミなどが生息しています。

働きとして、ミミズは土とともに、まだ腐食化していない植物の死体を食べて有機物のまじった肥えた土にして排出する。そうする事で、次は微生物がその末消化分を食べ、お互いを助けています。
また、ミミズは土や腐食物を食べながら土の中を進むので、土の隙間を増やし、水はけや空気の通りのよい土にしてくれます。
ミミズによって耕される土の量は、年間10アール当たり38~55トンにもなると言われています。
ミミズは環形動物で骨がないので、排泄物にはカルシウム等が濃縮されており、酸性土壌の改良に役立ち、排泄物は微生物により消化されやすくなっているので、腐食化が進み、粘質物の排出とともに土を団粒化するのに役立っています。

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